自分がドロシーウィッチを使っていて悩んだ場面のプレイングを解説します。個人的には、ドロシーウィッチはプレイングを詰められる箇所が多いデッキだと考えています。
場面①②は簡単なので、慣れている方は飛ばしてしまって大丈夫です。
デッキレシピ
見づらい画像で申し訳ないのですが、よくあるドロシーウィッチです。アグロ寄りの構築で氷像の召喚の入ったタイプです。
マリガンや勝ち筋・使い方ついては需要があれば書きます。
場面①(vsミッドレンジネクロ)
知恵の光+マジックミサイル or クラークの場面です。
マジックミサイルと知恵の光で引いたカードもクラークでスペルブーストしたいところですが、既にドロシーを引いているため、引いたカードを出す前にドロシーで手札を消滅させることになりそうです。
そう考えると、単純に場が強くなるクラークが正解です。
もしも、手札のドロシーがゲイザーや刃であったら、知恵の光+マジックミサイルでドロシーやスペルブースト対象を引きに行くのが正解です。(引いてこないと勝ち筋が見えません)
場面②(vsテンポウィッチ)
クレイグ+ゲイザー or クレイグでドロシー下げの場面です。
相手の展開から、相手はずっとゲイザーをスペルブーストしていて、ドロシーをもっていなそうです。こちらはドロシーを引いているので、相手からの攻めを守り切れれば勝ちです。
よって、クレイグ+ゲイザーで相手の手札切れまで粘るのが正解です。
場面③(vsアグロネクロ)
クレイグを出すのは確定として、ドロシーとエミルのどちらをスペルブーストするかという場面です。
以下の2点を前提に考えていきます。
・ドロシーを引いているので、相手の攻めを耐えきれば展開力で勝てる
・3tはクラーク、4tはレヴィ進化+貫きという流れになりそうで、4tには盤面を取れる
ドロシー下げのメリットは...
・エミルが出るのは3t目
・5tで出すドロシーは2コスト
エミル下げのメリットは...
・エミルを1ターン早く出せ、次ターン2/2を倒せるので被ダメージが2減り、相手の勝ち目を薄くできる
・5tで出すドロシーは4コスト
盤面を取っている場面で出すドロシーは2コストでも4コストでもほとんど変わらないので、ここはエミルを下げてこのターンにエミルを出すのが正解です。
場面④(vs秘術ウィッチ)
ルーンでレヴィ処理 or クレイグ(刃下げ) or クレイグ(ゲイザー)かの場面です。この場面を書くために記事を書きました。
レヴィを後攻3tに出す場面では、間違いなく手札にもう一枚レヴィを抱えています。なので、相打ちしてまでレヴィを倒す必要はありません。また、こちらの手札にはドロシーがなく何とか削り切るしかないのに十分な火力もなく、非常に不利な場面です。どうにかして勝てる可能性を見出したいです。
これらを前提に、後攻4tと先行5tを詳しく考えていきます(かなり長いので、次の太字が見えるまで飛ばすことをおすすめします。)
・ルーンの場合
→4tレヴィ進化+紅蓮される
→→5tクレイグ+刃進化で返す
→→5tクレイグ+ゲイザー進化で返す(1マナ余る)
※1マナ余るときはαがクラークor2マナスペルなら発動可能
余りがないときはクレイグのときのみ発動可能
どちらの選択でも、返しのターン自分の場は空になる可能性が高く、相手の体力を削り切れなそうです。
・クレイグ(刃)の場合
→4tレヴィ進化+紅蓮される
→→5t刃進化+ルーンで返す
→→5tゲイザー進化で返す
どちらの選択でも返しのターン自分の場は空になる可能性が高く、相手の体力を削り切れなそうです。
・クレイグ(ゲイザー)の場合
→4tレヴィ進化+紅蓮される
→→5tゲイザー進化+ルーンで返す(1マナ余る)
秘術ウィッチには5マナ以下で攻撃4のフォロワーはいません。また、3tレヴィから錬金術の代償と炎熱を持っていないことがわかるので、2/2進化+それらで除去という可能性も低いです。変性が怖いですが、5/6を相手が処理できない可能性も十分にあります。そして、5/6を処理できなかった場合、次ターン刃進化と一緒に殴り、デモスト圏内まで削れます。余った1マナでαを使えた場合は更に勝てる可能性が上がります。
ここでは5/6を処理できない可能性に賭けてクレイグ(ゲイザー下げ)が正解です。実践でここまで細かく考えるのは難しいですが、「次のターンに4/2のレヴィをルーンで倒す」、「ゲイザーの攻撃を通さなければ勝ち目は薄い」ということを意識すれば正解を選べそうです。
おまけ(氷像入りの強さ)
当然ですが、氷像の召喚+ゲイザーが正解の場面です。この場面はプレイングの解説というより、氷像入りドロシーの強さの解説です。
ドロシーウィッチは性質上、ドロシーを引けないと「手札が切れる前に、ライフを削り切って勝つ」という厳しいプランを取らないと勝てないデッキです。氷像はそのプランに非常にマッチしたカードで、本来は勝てない試合をたまに拾えてしまうほどのパワーを持っています。
今回のように、進化からフォロワーを守り3マナ4-7点のスペルと化したり、OTKエルフの森の意思からフォロワーを守りつつリノセウスも防いだりと、場面を選ぶものの恐ろしく活躍する1枚です。
以上です。長文お疲れさまでした。
疑問や間違っている点等ありましたら、コメントしてくださるとありがたいです。
それでは(・ω・)ノ