しばらく忙しく、今更になってしまいましたが、ファミ通カップに向けて考えていたこと・調べたことを書き留めておきます。
様々なデッキを試してみる
自分の手で様々なデッキを使ってみました。各デッキの印象を適当に書きます。
ドロシーウィッチ
当然ですが非常に強くて、特に氷像入りが良さそうでした。ビショップに勝つために超越入りも試してみましたが、かなりイマイチでした。
コンボエルフ
氷像ドロシーとアグロヴァンパイアは厳しいですが、他には基本有利な印象でした。
アグロヴァンパイア
ドロシーやドロシーを受けきろうとするデッキは厳しいものの、OTKエルフに明確に有利で、上振れもあり良さげでした。
セラフビショップ
セラフというかビショップ全体ですが、ドロシーに明確に有利を取れる印象でした(といっても微有利程度ですが)。しかし、極端に不利なデッキが多く存在するので、BO3で持ち込むにはリスクが大きそうでした。
コントロールヴァンパイア
OTKと超越に超不利な上に、ドロシーにも大して勝てませんでした。
コントロールロイヤル
OTKエルフやアグロヴァンパイアには有利ですが、ドロシーは完全に無理でした。デッキパワーは低めです。
ランプドラゴン
プレイングの選択肢の少ないデッキだと考えていて、そのデッキがshadowlogで低勝率だったので触りませんでした。ファミ通カップ東予選では結果を残していたので、試すべきだったと思います。
アグロネクロ、アグロロイヤル
アグロヴァンパイアの方が強そうでした。
秘術ウィッチ
ドロシーに意外と勝ててセラフにも有利でしたが、コンボエルフや超越は無理です。ドロシーを抜いてまで入れる理由はなさそうでした。
冥府エルフ
序盤が弱くなったコンボエルフという感じで、いまいちでした。
まとめ
素直に勝ちに行く構築ならドロシーに加えてコンボエルフ、ビショップ、アグロヴァンパイアの中から1つ選ぶのが良さそうに感じました。特定のデッキをメタる構築ならコントロールロイヤルも良さそうでした。
また、ドロシーを安定して倒せる2クラスはなさそうで、ドロシー2タテ構築は組めないと判断しました。
jcgの結果を調べる
クローラー()を作ってjcgの結果を収集しました。以下の表が各リーダーの勝率と使用率です。
(※集計対象:1/21~28に開催されたjcg openの予選・本戦)(個人的に気になった数字に色を付けています)
表中で特に目を引くのが、エルフウィッチの57.5%という非常に高い勝率です。色々デッキを試した際にも両リーダーの感触は良かったです。
エルフロイヤル(勝率58.9%)に関しては母数が少なく、ロイヤル自体の勝率も低く、自分の感覚ともズレていたので上振れだと判断しました。
また、エルフウィッチは非常に強いものの、12.4%と他のデッキを無視できるほどの数ではないので、エルフウィッチに特化したメタデッキを持っていくのは危険そうでした。(しかし、実際はエルフウィッチだらけだったので、この考えは間違っていました...)
大会ルールとメタデッキのリスク
ファミ通カップの予選はスイスドロー(同じ勝ち数の人と対戦を行う形式)の11回戦でした。トーナメントとは違い、何敗かしても残れるチャンスがあります。そして、このルールだと特定の相手に特化したメタデッキを持ち込むことにリスクが生じます。
例えば、圧倒的勝率を誇る「エルフウィッチ」に有利を取れる「アグロヴァンパイア+ドロシーウィッチ」を持ち込んだとします。そうすると...
1戦目:全員勝ち数が同じなので「エルフウィッチ」に当たる可能性は12.4%程度と低く、予想外のデッキと当たってしまい負ける。
2戦目:1敗同士と対戦するので、「勝率の良いエルフウィッチと相性が悪く負けた」「ビショップウィッチ」などと当たり、相性が絶望的で負ける。
というような流れで、連続で負けてしまうリスクがあります。負けてもチャンスがあるという今大会のルールには合っていないように思えました。
以上を踏まえたデッキ選択
コンボエルフ+ドロシーウィッチにするという、何のひねりもない結論に至りました。決める要因として決定的だったのはJCGでの勝率です。また、自分のデッキを試した感想とも、この大会のルールとも合っていると感じました。
次の記事で、大会当日の対戦レポートを書こうと思います。書きました。(ファミ通カップ-対戦レポート )(使ったドロシーの解説)