カラッポメモ

TCGについて書きます

【旧裏】ハレツー殿堂デッキランク 2023/01版

ハレツー旧裏バトルで使われているルールにおける、個人的デッキランクを紹介します。翌年版はこちら。ハレツー旧裏バトルは毎月行われているので、これから参加して勝ち越したい初心者や、ブランクがある方の参考になれば幸いです。環境についてまとまった情報が無いので記事を書いてみてますが、イベント自体は半分交流の場って空気なので、気軽に参加してみて楽しいと思います。

 

殿堂ポイント(2022/09最終更新)

引用元:Twitter(@hareruya2pokeca)

 

デッキランク

ランクの目安は以下です。ランク内の上下は説明の都合で、強弱の意味はありません。

ランクA......環境を定義しているデッキ。単にパワーが非常に高いデッキや、環境上の立ち位置が非常に良いデッキ。

ランクB......ランクAには劣るものの、パワーが高かったり、環境の動き次第ではメタゲームの中心になるかも知れないデッキ。

ランクC......ランクC。環境読みが必要だったり、有力な構築が固まっていなかったりしますが、今後十分に活躍の可能性があるデッキ。この記事で触れているデッキは一部で、このランクに該当するデッキは多く存在すると思います。

ポケモンカードは(極端に強いデッキがなければ)弱点/抵抗力や特殊能力でメタが回りやすいゲームなので、参考にするくらいが丁度良いかなと思います。そもそも殿堂ランク変わるかもしれないし。あと私が実際に試した情報ベースなので、試してないこのデッキもランクBに入るやろ、みたいなツッコミは歓迎です。

 

ランクA

・【わるクロプクリン】

サンプルリスト解説:わるクロプクリン -デッキ解説

無色二個込みで実質2エネ60点にHP80と一進化の中で旧裏屈指の単体性能を誇るプクリンに、わるいクロバットの補助打点を合わせて相手をワンパンしていくデッキ。プクリンとわるクロが互いに弱点と抵抗力を補い合っていたり、とつぜんかみつくに加えて「どくをとばす」や「ふらふらとぶ」を使えたりと対応力も高いデッキです。

環境的には、最近はプクリンに有利なメインギミックのデッキが台頭してきたり、多方面からメタカードを採用されていたりと向かい風です。サンプルリストは環境意識で、メガバナ対策のブビィと、わるクロランターン意識のおうごんのみを採用しています。先2プクリンの暴力で一定拾える試合があるので極端な不利マッチが少なかったり、持ち前の対応力でメタのメタに強い傾向があったりと、長期的に見たとき環境に影響を与え続けるだろうということから、ランクAに置いています。

有利:バクカル
微不利:メガバナ(プクリン側ブビィなし)
不利:わるクロランターン、ウィンディマイン

・【わるクロランターン】

サンプルリスト解説:わるクロランターン -デッキ解説

序盤からエネルギーリムーブ、スパーク、わるクロで先制して相手の場を荒らすデッキです。バトル場への打点は低いですが、ベンチで育てているアタッカーに傷を付けることで、やさしいランターンと1対1交換に抑えられるので、序盤付けたサイド差を維持してサイドを引き切りに行けます。

環境的には、エネルギーリムーブがプクリンやマルマインに刺さります。プクリン同様、先制して攻撃することで一定拾いやすいデッキでもあります。

有利:わるクロプクリン、ウィンディマイン、バクカル
不利:メガバナ

・【メガバナ】

サンプルリスト解説:メガバナ -デッキ解説

メガニウムとフシギバナをポケモンセンターで回復して戦うデッキ。ポケモンセンターが強力で、HP100を一撃で倒せないビートダウン対面には、まず有利が取れているといっていい、パワーの高いデッキです。

環境的には、ポケモンセンターの回復がわるクロに刺さるのが魅力です。

有利:わるクロランターン
微有利:わるクロプクリン(ブビィなし)
非常に不利:ウィンディマイン、バクカル

・【ウィンディマイン】

サンプルリスト解説:ウィンディマイン -デッキ解説

とっしんで80ものダメージを出せるウィンディを軸にしたデッキ。ハレツー殿堂では無色二個エネルギーが無制限なので、実質3エネでとっしんを使えます。

環境的には、プクリンをワンパンできる他、メガバナも弱点を突いてワンパンできるのが魅力です。マルマインをトラッシュして攻め手を止めてくるエネルギーリムーブは苦手です。

非常に有利:メガバナ
有利:わるクロプクリン
微不利:バクカル
不利:わるクロランターン

 

ランクB

・【バクカル】

デッキリスト(旧シリーズ検索)

バクカル大暴走の解説(※リストは異なります)

序盤は場の構築に専念して、中盤からは青天井火力のマグカルゴをバクフーンで加速して対面をワンパンしてサイドを返していくデッキ。3ターン目までやることないので個人的には大暴走構築推しですが、通常のドローソースでも回せるとは思います。

サンプルリストは、環境意識のエネルギーリムーブ入り。かなり真っ直ぐなビートダウン環境で、サイド枚数を取り返すのが大変なので、エネルギーリムーブで序盤をしのぎたいです。

非常に有利:メガバナ
微有利:ウィンディマイン
不利:わるクロランターン
非常に不利:わるクロプクリン

 

・【くいカビエリウツ特訓ジム】

デッキリスト(旧シリーズ検索)

デッキ解説(※ハレツー殿堂202207)

エリカのウツボットのかおりのわなとロケット団の特訓ジムで、相手ベンチの火力の低いポケモンを呼び出して遅延している間に、くいしんぼカビゴンのたべものカウンターを貯めて、準備が出来たら、本命を呼び出してころがるで80ダメージを与えるデッキです。呼び出し対象の多いわるクロ相手は戦いやすいです。メガバナと炎には非常に弱いです。

サンプルはポリゴン(プロモ)を採用したタイプで、メガバナやバクカルに刺さりますが、事前の練度と相手がメタモン(化石)を採用しているかが勝敗に大きく関わります。

 

ランクC

ここからはほぼ試してなくて、サンプルリストはなしです(気が向いたら適当なの貼るかも)。

・【ハガネール】

イワーク(サザン)はHP90に加え、無色2個エネルギー1枚で、プクリンややさしいランターンに圧力を掛けられます。ハガネールの殴り合い性能も良好。一方炎相手は無理で、メガバナは相手がバリヤード拡張を採用しているか次第。

炎を倒すためにカブトプスneo3と合わせた構築(通称ネルトプス)は、最低でも3回はカブトプスを立てられるようにしないと炎の火力に押し切られてしまう印象で、そうなってくるとデッキスロットの圧迫が激しく、わるクロプクリンやわるクロランターン相手に必要な回復ソースの捻出が難しい印象です。

・【キングドラ】

ポケモンセンターを強力に使えるデッキです。タイプ上、炎タイプに有利を取れる場合があります。

環境的には、打点とHPが今一歩足りない印象です。わるクロプクリン相手は、わるクロの特殊能力およびダークドレインのバラマキで簡単に残りHP60になってしまうのでキングドラが倒されやすく、勝ちたいならマダツボミの塔を太く採用したいです。同じくポケモンセンターを強力に使えるメガバナには、ベトベトンor炎50打点以上を採用しないと厳しいです。

・【わるいマタドガス】

2エネで最大120打点を出せる速攻デッキで、旧裏の様々な環境で活躍していたデッキです。今のハレツー環境では、どこから来るかわからない無色二個メタモンが重く、環境上位にいるエネルギーリムーブやわるいクロバットも対処に工夫が必要です。

・【ドンファンベトベトン】

ベトベトンでとつぜんかみつくを止めれば、流石にわるクロプクリンに勝てるらしいです。突風が薄くなってきてる隙を付けると良さげ。

・【やさしいカイリキー】

わるクロプクリンとわるクロランターンとくいカビエリウツに勝てます。デッキパワーは怪しいです。

 

・【ワニカメ大暴走】

環境的に水タイプの立ち位置は悪くない印象。マジで試してないのでイメージですが、メガバナ無理だけどバクカルとウィンディ対面が改善したバクカルのかなと。トラッシュ交換を減らさざるを得ないのと、逆流後のナツメの眼が重いですが、ワニ以外で殴ったり多少の安定性は割り切ったりで何とかするんだと思います。

 

雑感

・環境の印象

旧裏にしては、かなり真っ直ぐなビートダウンが強い印象です。わからん殺しが比較的少なくて、これから始めようという人には、取っつきやすくてオススメできるかも。個人的にはリソース管理がシビアな、もう少しオタク要素強めな環境も好きです。メタゲーム自体は、このままの殿堂ランクでもまだ動くかなと予想しています。

 

・制限改定の影響について

2022/09の殿堂改訂では、くいしんぼカビゴン、ヨルノズク、メタモン(拡張)が規制され、ニューラ、ピィ(プロモ)、ドンファンが緩和されました。

くいしんぼカビゴン:相性の良い殿堂カードを採用できなくなったのが痛いですが、丁度いい強さに収まっていると思います。

ヨルノズク:強さ以前に不快さで規制されたヨルノズクは、かなり採用しづらくなり、ほとんど見なくなった印象です。退化スプレーやポケモンセンターを上手く使うデッキが環境上位にいますが、ヨルノズクがいないことが影響しているかも知れません。

メタモン:ニューラなどの殿堂付きポケモンとのコンボを懸念して規制されました。無色二個エネルギーが無制限の環境でまだまだ使いやすい部類かと思いきや、あまり見かけなくなりました。以前活躍したメタモンビリリダマはワンキル率が下がった上に、環境にわるクロが多いことや、回復ギミック付きのHP100がいるのが向かい風でしょうか。

ニューラ:旧裏当時は8点相当だったカードが、2点まで軽くなりました。ニューラのスペックは非常に高いものの、「HP60と不安定な打点が災いして、ディフェンダーを1枚付けても環境上位のデッキに対しては1:1交換すら届かないことがある」「メタモン(化石)に弱い」ことが辛かった印象です。今のようなパワーで殴り合う環境ではなく、たねでデッキスロットを食わないことや、逃げ0であることが生きる環境になると、ニューラの強さはまた変わってくるのかなと思います。

ピィ(プロモ):たまーに見る、くらいのキャラで、0点で問題なさそうです。

ドンファン:特に悪さしてないので、0点で問題なさそうです。

 

参考:過去のハレツー旧裏バトル結果

・2022/09(結果ツイート
3-0:メガバナ、メガバナ、バクカル大暴走

・2022/10(結果ツイート
3-0:わるクロプクリン、エリウツプクリン

・2022/11(結果ツイート
3-0:くいカビエリウツ特訓ジム

・2022/12(結果ツイート
3-0:わるクロプクリン、わるクロランターン

・2023/01(結果ツイート
5-0:リザードンエレブー
↓たまたま4-1全て追えたので参考まで
4-1:メガバナ、ワニカメ大暴走、わるクロランターン

 

殿堂ランク変更前

・2022/07(結果ツイート
3-0:エリプリエリウツ、超グドラ、ビリリダマメタモン、ノズクプクリン

・2022/08(結果ツイート
3-0:くいカビホウオウ、くいカビエリウツ特訓ジム

 

ツイートのツリーにデッキ分布も載ってます。参加者の方のデッキリストは、Twitterで検索すると見つかったり見つからなかったりするので、知りたい人は調べてみるといいかもです。

 

この記事では、引用ルールの範囲内かつ特定企業に損害を与えないと判断して、ポケモンカード(デッキ画像は、旧シリーズ検索さんで作成)や殿堂ランクを引用しています。この記事自体の引用は、もちろんご自由に。