関東殿堂2018で一年間楽しく遊ばせてもらいました。おそらく今後遊ばれなくなるルールですが、せっかくなので個人的に感じたことを振り返って、記事に残しておきます。
関東殿堂2018とは
新殿堂と関東殿堂2018の違い
一番の違いとして、以下に挙げるような害悪デッキ*1に大きく制限がかかりました。これにより普通に殴り合うデッキが使いやすくなりました。
・害悪ドンファン
・ポリゴン(ファンクラブ)
・ヤミカラス
・鋼ラッキー
・バリヤード(ジャングル)
・フーディン(第一弾)
・カスミ1キル
・1ターン目プテラ(化石)
新殿堂と関東殿堂2018で殿堂ポイントの変化によって、強化されたデッキ・弱体化したデッキを簡単にまとめます。
強化されたデッキ
オーダイル
○ オーダイルが3→2点と緩和
○ バリヤード(拡張)5→2点で簡単に弱点対策可能
カメックス
○ カメックスが4→2点と緩和
○ バリヤード(拡張)5→2点で簡単に弱点対策可能
バリヤード(ジャングル)軸
○ 苦手なわるいクロバットが相対的に大幅弱体化
○ 苦手なヤミカラスが0→1点
× バリヤード(ジャングル)が2→3点と規制強化
R団のサンダー軸
○ R団のサンダーが4→3点と緩和
弱体化したデッキ
害悪ドンファン
× オムナイトに+6点、アンノーンQに+2点。倒されたときのリカバリーが困難に
× エレキッドか壁2種どちらかを諦める必要あり
鋼ラッキー
× ハピナスに+1点、鋼1枚かハピナスを諦める必要あり
× 苦手なオーダイルの強化
○ ポリカラスの弱体化
ポリカラス入り
× ポリゴンに+1点、ヤミカラスに+1点。気軽に組み込めなくなった
カスミ入り
× カスミに+4点。大幅弱体化
わるいクロバット軸
× わるクロに+1点
× ボーナスゲームだった害悪デッキの大幅弱体化
○ 苦手なポケモンセンターに+1点
どちらともいえないデッキ
メガバナ
× ポケセンに+1点
○ 苦手な害悪デッキの大幅弱体化
○ バリヤード(拡張)5→2点で簡単に弱点対策可能
キングドラ軸
× ポケセンに+1点
○ 苦手な害悪デッキの大幅弱体化
ハガネール軸
× ハガネールに殿堂+1点
× 苦手なオーダイルの強化
○ 苦手な害悪デッキの大幅弱体化
Tier
12/8以前に登場していたデッキでの自分の中のTierです。ここにないデッキを持ち込むと早めに決めていて、深く検討していないので割と適当です。12/8にオーダイル+カメックスが登場したので、今後続けたら変化すると思います。
Tier1
オーダイル
・高火力、高HP、高い安定感、確率とはいえ無限リソース。圧倒的デッキパワー
・殿堂の割き方次第で多くのメタデッキを押し返せる
カメックス
・デッキパワー高い。オーダイルと正面から戦っても微不利(?)で済む程度には高い
・超リムがあまり効かない
超リムダウジリサイクル入り
・普通にエネ貯めて殴るデッキに対してインチキ
・ただしオーダイルはあまりにもスペックが高いため、これだけで有利を取れるとは限らない。のんびりしてると4エネ貼ってケアされることやディフェンダーいやしの野原を考えると、ミュウツー(コロコロ)などと上手く合わせたものをTier1、それ以外はTier2以降とみてます。
Tier2
メガバナ
・メタられなければTier1と全体的に相性が良い
・デッキパワー高い
・べトン無理
スライ
・Tier1と全体的に相性が良い
・デッキパワーは普通
ラドバ
・バリヤード(ジャングル)が環境に合っている
・デッキパワーもそこそこ
Tier3
べトン入り草
・キングべトンなど
・バリヤード(拡張)でメタられてもオーダイルに有利を取れる
・ベトン
・デッキパワーは低くなりがち
ヘルガーグドラ
・2ターン目に火力を出せるのでワニやカメをそこそこ拾える
・デッキパワー高い(?)
カツウィンバクフ
・オーダイルをみてる草に有利。オーダイルに弱点付かれるけど一応ワンパン可能で、カメは無理
・デッキパワーは普通(?)
わるいマタドガス
・オーダイルに有利、超リムには不利
・デッキパワーはそこそこ(?)
・メタられやすい
大会結果
三位以降やデッキ分布については記憶が曖昧なので、優勝と準優勝のデッキだけ。
第9回関東旧裏オフ(4/28)
優勝:わるいゲンガー+ミュウツー(コロコロ)+超リムダウジリサイクル
準優勝:やさしいランターン+ヨルノズク
第10回関東旧裏オフ(12/8)
優勝:オーダイル+カメックス
準優勝:エリカのウツボット+ロケット団の特訓ジム
関東殿堂2018Tips
ダウジングマシーンの採用率が高い
超エネルギーリムーブを使うデッキはもちろん、そうでないデッキでも非常に採用率の高いカードでした。
エリカの採用率が高い
エリカ4積みのデッキが、春にカメックス、秋にオーダイル(2デッキ)、ワニカメと登場しました(わるラフポルターとファイヤーLOなどでも4積みでしたが、これは新殿堂環境でも強い使い方なのでここでは触れません。)。エリカはデメリットが重いため、今までは普通に殴るデッキでは使われていませんでした。しかし、オーダイルやカメックスなど、相手より少し早く強く動ければ勝ててしまうデッキで採用されるようになったように思います。
謝辞
関東殿堂2018を考えてくださった708さん、一緒に対戦・考察してくださった皆さん、ありがとうございました。
おまけ:適当!殿堂改正案
先日の関東旧裏オフで、スコアシートの裏に次の改正の意見を書き忘れたので、ここに書きます。折角なので、あまり深く考えてきれていないことも、バンバン書いてみます。
一応ことわっておくと、ルールは天から与えられしものという信条なので、どう変わっても一切文句はありません。
制限強化
・超エネルギーリムーブ 4→5点
普通に殴り合う環境だと強力すぎたカード。リサイクル0点なら最大値を重くみて7点で。
・ダウジングマシーン 2→3点
便利すぎたので3点。3点なら構築に入ることもまあまああると予想。
・リサイクル 0→1点
どちらかといえば好きなカードで、悪さしないように他を調整すれば0点でもいいと思います。プレイング面で(プロキシなしで揃えたい人にとっては資産面でも)初心者の救済となる側面もあります。ですが、リサイクル0点でダウジングやパソ通よりも頻繁にみるというのは「当時活躍していたカードを活躍させる」という理念に反していて、絵面が謎のカードゲームになってしまう気もします。
・トラッシュ交換 0→1点
オーダイル規制。これ打たれるたびにトラッシュ確認するのは進行のテンポ悪いし、確率とはいえ無限リソースは旧裏では強すぎるし。変なデッキで使って遊びたかった心残りもありますが。
・カメックス(第一弾) 2→3点
強かったのでオーダイル弱体化に合わせて3点。3点だと3積み構築ができない。
・バリヤード(拡張) 2→3点
春も秋も誰も使ってなかった気がするけど、これの採用を想定してメタ貼るの大変なので。3にすると殿堂3点ポケモンと同じデッキに入れると大幅に、2点に入れてもまあまあデッキパワーが落ちそう。
・フシギバナ(第一弾) 0→1点
メガバナ規制。メガバナは強力なデッキですが、プレイしていて比較的単調な上に相性差が激しいです。私が参加したここ3回の関東旧裏オフで多くの人が使う候補に挙げたはずで、実際使ったら正解寄りで上位に入れたと思うのですが、貸出デッキでの採用が1回のみだったはずです。愛用している人が少ないデッキタイプのように感じます。楽しくないというと言い過ぎですが、このようなデッキタイプはしっかり制限をかける方が健全という思想。フーディン(第一弾)も1点かかったし、こっちも強いので仲良く1点。これでも「フシギバナ3+メガニウム3+ポケセン2」で十分強そうですし。
・キングドラ(neo3) 0→1点
相対的に強化される(?)ことを加味しても、1点かけるのは少し重いと思うし、だから今までキングドラは周辺パーツに殿堂をかけることで規制されていたはずです。でも、弱点なしHP90無色1エネ30点進化前逃げ0が最適になる場面が多いので、そこそこな強さのポケモンを殺している気がします。これに規制を掛けたら他のポケモンが使われる機会が増えて楽しそう。
あと全く検討できてなくて適当なんですが、グドラべトンとヘルガーグドラを強めに評価してます。
制限緩和
・プクリン(ジャングル) 4→3点
「プクリン2+無色二個2」「プクリン1+無色二個3+おうごんのみor逆指名2」くらいなら大丈夫な気がします。
・GR団のミュウツー 8→7点
これ使うデッキが1点使えてもあまり変わらなそうなので。逆指名はこれ呼ばれるので使いづらいし、おうごんのみが1枚入る?
以上です。要所要所追記するかもしれません。また、間違ってるところがあれば教えてくださると助かります。それでは。
*1:普段使っている共通の記号として一部のデッキを害悪と表現していますが、貶す意図はないので、あしからず。